完璧主義は良いものなんかじゃない
みなさん、完璧主義と聞いてどんなイメージを持ちますか?
仕事ができる人?細かい人?
なんとなく悪いイメージを持つ人は少ないと思います。ですが、完璧主義は最悪です。
今回は私の実体験をもとに完璧主義の危険性について話したいと思います。
完璧主義で苦しんだ話
最初に私の話から話させていただきます。
自慢ではないですが、私は優等生でした。先生からも同級生からも友達からも優等生扱いをされて、高校生活を過ごしていました。羨む人もいるかとおもいます。
最初は順調でした。ですが、高校3年生のテストで今まで1番低い点数を取りました。だからといって平均点よりは全然高い点数です。周りの人からしたらそんなに気にすることではないと思います。
自分でもそう思っていました。でも、耐えられませんでした。ミスをしてしまった、悪い点数を取ってしまったとひたすら自分を責め、ありえないぐらいへこみ、軽い鬱状態になりました。
その時に初めて自分が完璧主義なんだと気づきました。そして、今までのことを思い出しました。些細なミスでもかなり落ち込んだり、自分が満足するまでレポートや課題を必要以上にやっていたり。
そして、私は定期的に精神がだいぶやられていた時期があることを。
これが私の完璧主義の経験談です。
完璧主義は危険
人の弱みのほとんどは捉え方次第では強みになります。例えば、心配性の人は、より準備や確認をするのでミスが少ないです。
このように強みとしても捉えられることが多いですが、完璧主義は圧倒的に強みとして捉えれるところがありません。
なぜか?それはあまりにもデメリット、悪い点が危険すぎるからです。
どういうことか?完璧主義のデメリットについてお話しします。
行動ができない
一つ目は行動ができないです。
完璧主義の人は、行動、挑戦、リスクを取ることができません。完璧を求めるので、準備を完璧にすることができなければ、なかなか行動に起こすことができません。
そして、準備なんて完璧になんてできません。いくらしたところで準備が完璧かどうかはその人が決めることになります。準備をいくらしても、完璧だと思うことができなければ、ひたすら準備をします。
完璧主義の人は、物事を小さく始めることが苦手です。
失敗に極端に弱い
二つ目は失敗に極端に弱いです。
これは私の経験談にもありましたが、少しの失敗をしただけで、ありえないぐらい精神を病みます。完璧を目指して、努力をして、結果は完璧じゃなかった。
この結果を重く見て、自分をひたすら責めてしまいます。ここがさらに危険なポイントです。ただ、気分が落ち込むだけではありません。どういうことか?
私の場合で説明します。テストで悪い点数を取ったら、もう勉強なんてやだ、テストなんか嫌いだ。と思う、イメージしますよね。ですが、実際はひたすらに自分を責め続けます。なんで自分はダメなヤツなんだ。何もできないゴミクズ野郎。生きる価値がない。
と自分だけを責め続けます。
これが危険なんです。自分で自分を責め続けたら、どうなるかは想像できるでしょう。これがいかに危険なのかを。
仕事が遅い
三つ目は仕事が遅いです。
理由は、全てを完璧にしたがるからです。
仕事のやり方、進め方、準備、結果。全てに完璧を求めるので、他の人から見たら、もうその辺で終わりでいいでしょ。と思うことでも、まだ終わりではない、と思い、完璧を求めて仕上げをするのです。
仕事の遅い、できない人の特徴に当てはまっています。行き詰まったら、誰かに助けを求めればすぐ解決できるのに、それができません。
人に完璧を求める
四つ目は人に完璧を求めるです。
なぜ、この人はこんなことができないのか?どうしてそんなミスをするのか?
などと、自分だけではなく他人にも完璧を求めてしまいます。そうすると、周りの人を見下したり、上手く人と関わることができずに、良い人間関係を作ることができません。そうして、結果的に1人になるのです。
孤独というのを自分から望み、そして苦しむのです。ただの自爆です。ですが、当の本人はどうしようもできないのです。改善したくてもできないのが、完璧主義です。
まとめ
これらが完璧主義のデメリットです。と終わりにしたいところですが、まだ1番のデメリットを紹介できていません。
それはこのデメリットたちが相互作用することです。
これが1番危険なポイントです。
普段は大丈夫そうな人が、突然テンションが低くなり、鬱になる。
何が起こったのか?
いつもは上手く仕事をこなしていましたが、今回のプロジェクトでは、なかなか準備が上手くいっていませんでした。原因はもちろん、完璧主義です。早く行動すれば良いものを、まだだと思い準備に時間をかけすぎていました。そのミスで自分を責めます。
そして、結果にも完璧なことをこだわり、仕事が遅くなり、まだ自分を責める。そして、結果は失敗。これによりトドメを刺されたかのように、とんでもなく自分をさらに責め始めます。
そして、普段から完璧主義だった彼には友達がいません。孤独でした。誰も彼の自分を責めることを止める人はいませんでした。
結果、自分を責めることを止めることができずに自殺。
これは私が辿る可能性があった、人生です。
最後に
いかに完璧主義が危険か、理解してくれましたか?
近々、完璧主義の治し方を紹介します。ですので、今は完璧主義が危険なんだと思ってくれるだけで、十分です。
もし、完璧主義で悩んでいる人は家族でも誰かに相談をしてみてください。
もちろん、私でもいいです。
dmに完璧主義で悩んでいます。と送ってください。必ず助けになります。
それでは、完璧主義について理解し、人生をより良くしましょう!