完璧主義は治せる
前回は完璧主義の危険性について、解説しました。
今回はその、完璧主義の治し方について紹介します。
完璧主義の原因
みなさん、完璧主義は何が原因で起きてると思いますか?
それは不安とストレスと自分を受け入れる力がないからです。
この3つが十分に対策できていないと、完璧主義に陥り、大変なことになってしまいます。
それでは、それぞれの対策法について紹介します。
不安
まずは、不安です。
何に対して不安になるのかというと、ミスをしてしまう、失敗を恐れる不安です。
誰しも完璧で、失敗をしない人なんていません。
そんなことを言われても、それは理解しているんです。ですが、完璧主義の人はそれを自分に当てはめてしまうのです。
それによって失敗はミスが不安となり、完璧にやらなければと思い、完璧主義になってしまうのです。
ストレス
次にストレスです。
ストレスは、より自分を追い込んでしまう原因になります。ストレスをうまく対処できないと、自分を守ろうとして、自責をしてしまうのです。
(自責とは自分を責めてしまうことです)
なぜ、守ろうとして自責をしてしまうのか?それはストレスをうまく対処できないから起こるのです。
こんな経験はありませんか?
怒られそうな時に、自分が悪かったです。自分でもこんなことをしてしまう、己が憎いです。
などと、怒られる前にひたすら自分を批判して、少しでも怒られないようにした経験です。
自責をしてしまうのはこれと似ています。なので、ストレスをうまく対処して、自責を防がなかければいけません。
自分を受け入れる力
最後に、自分を受け入れる力です。
これは不安と似ていますが、失敗をしてしまう、うまくいかない自分を受け入れられないと、また完璧主義になり、自責をしてしまいます。
なので、失敗する自分、完璧ではないということを認識して、受け入れなければいけません。
そして、もう一つ受け入れなければいけないことがあります。それは今まで頑張った自分です。これまでのやってきたことを失敗してしまうと、完璧主義の人は全て悪かったことと、認識してしまうのです。
これまでやってきたことがすべて悪いなんてことはありません。なので、やってきたこと、頑張ってきたことを否定せず、受け入れることが大切です。
セルフコンパッション
それでは、この不安、ストレス、受け入れる力をどうしたらいいのか、紹介します。
それはセルフコンパッションです。
日本語で言うと、自分への思いやりです。
自分への優しさを育てることで、完璧主義対策になるのです。
やり方は、不安、ストレスを感じた時、何か失敗やミスをしてしまった時に自分に思いやりのある言葉を投げかけるだけです。
本当にそれだけで治るのかと心配になるかもしれませんが、完璧主義者に足りていないのは、こういう自分を思いやる力です。
この思いやりの力、もっと詳しく言うと、自分を優しく、思いやり、受け入れる力が足りないから、完璧主義者という最悪な状態になってしまうのです。
思いやりの言葉が、どういうものか分からない人のために、具体例と簡単にできる方法を教えます。
具体例
まず、具体例を紹介します。
私は、よく頑張った。結果は良くなくても、その経験を次に活かそう。
完璧な人間なんていない。尊敬してる人でも、たくさんの失敗をしている。だから、失敗なんてしても問題はないよ。
挑戦することはとても大事なことで、挑戦できていることが偉い。
これらは、私が実際に使っていた言葉たちです。このように、自分を優しく、思いやる言葉をかけてあげましょう。
簡単に作る方法
次に簡単に作る方法です。
あまり、良い言葉が思いつかない。自分にこんな言葉を言うのは恥ずかしいという人は、こちらの方法がおすすめです。
それは自分と同じ状況にいる人を頭の中に作り、その人に言葉をかけてあげる方法です。
いくら、完璧主義な人でも、他の人には優しくすることができます。それを利用して、もし自分と同じ状況な人がいたらどんな言葉をかけてあげるかを考え、実際に頭の中で、その言葉をかけてあげるのです。
こうすることで、良い言葉が思いつき、あまり恥ずかしい気持ちにならず、セルフコンパッションができると思います。
まとめ
今回は、完璧主義の治し方について、紹介しました。
今回、紹介した原因をしっかり対策し、セルフコンパッションをして、完璧主義を治し、人生をより良くしましょう!